99号2025年6月
特集
「2025年問題」に対応する石心会グループ①

埼玉石心会病院 救命救急棟完成/
川崎地域ケア病院開院

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2024年度の振り返りと
今後の取り組み

社会医療法人財団石心会
杉山孝博理事長

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石心会グループ広報誌『海燕』は、2000年2月10日に創刊号が発行されました。当時は16の事業所に約1,000人の職員が在籍していましたが、現在では31の事業所に約4,000人の職員が在籍する大きなグループとなっています。創刊号から約24年を経て、97号よりWEBでの配信となりました。

過去の海燕はこちらから

日本は2025年に団塊の世代が全員75歳以上となる超高齢化社会に突入しました。医療・介護・福祉のニーズが急増し、労働力は不足する「2025年問題」に石心会グループはどのような対策をとっているのかを何回かに分けてお伝えしていきます。
今回は、埼玉石心会病院の救命救急棟の新築と、川崎地域ケア病院の開院についてご紹介します。

埼玉石心会病院

埼玉石心会病院 院長

石井 耕士

救急車応需率は9年連続99%以上、救急車受け入れ台数は県下トップクラス。これからの地域の医療ニーズに応え、質の高い医療を提供。

埼玉石心会病院は「断らない医療」「患者主体の医療」「地域に根ざし、地域に貢献する医療」という理念のもと、2016~2024年度まで9年連続で救急車応需率99%以上を維持してきました。救急車の受け入れ台数も埼玉県でトップクラスです。2020年~2024年度の間、埼玉県での受け入れ台数は、1位が4回、2位が1回でした。しかしながら、まだこれからの地域の救急医療ニーズに応えられていないと感じており、それに応えるために救命救急棟を新築しました。
救命救急棟は、1階に重症救急患者に対応する初療室、CT、救命血管撮影室、救急病棟、2階に手術室や救急ICU(EICU)の機能を有する事で、これまで受け入れてきた患者さんに加えて、より重篤な患者さんにも対応する事が可能になります。
当院は、普通の急性期病院を目指しているのではなく、「日本一質の高い、高度急性期病院」を目指していますので、今年度中に救命救急センター申請をして、高度急性期病院としての第一歩を踏み出す計画をしています。
この目標を達成するためには、各部署が目標を掲げて教育と実践を積み上げていくしかありません。3つの理念を念頭に置き、職員の力で多くの患者さんに質の高い医療・サービスを提供していきたいと思います。

外観:手前の白い建物が救命救急棟。奥は本館

救命初療室と隣接する救命CT室。検査がスムーズな導線になっている

救急専用手術室(OR15)

救急専用ICU(EICU)

川崎地域ケア病院

川崎地域ケア病院 院長

野崎 恭子

連携医療機関から経営権を譲り受け開院。在宅の急変患者受け入れなど高まる医療ニーズにも対応する地域医療を展開。

6月2日に院長を拝命いたしました野崎恭子です。当院は、1965年に開設された旧・田村外科病院を譲り受け、2025年6月2日より社会医療法人財団石心会「川崎地域ケア病院」として新たなスタートを切りました。私は川崎幸クリニックの地域医療部にて、理事長の杉山先生と共に在宅医療を行っておりましたので、在宅での急変患者を受け入れる施設は必要だと年々感じておりました。これから当院が担う役割は大変重要だと感じています。

これまでの診療を継続させながら、在宅医療・介護を受けられている方が、急性期医療を必要とされる場合の受け入れ体制を整えるだけではなく、急性期治療を終えて在宅や施設への移行に不安を抱える患者さんに対して、退院に向けた準備やリハビリを支援してまいります。職員一同、地域に根差した医療の実現にむけて、チーム医療を実践しながら「地域密着型病院」としての役割を果たせるよう努めてまいります。

【川崎地域ケア病院 病院理念】

  • 依頼に対して断らない医療
  • 褥瘡・寝たきりをつくらない医療
  • 快適な生活ができる病院
  • 地域と連携する医療

外観(左・外来棟、右・入院棟)

外来受付

病室

リハビリテーション室

2025年5月、石心会グループの拡大グループ経営会議が開催され、各事業所の幹部等の約100名が一堂に会しました。会議では2024年度の実績報告とともに、2025年度に向けた各施設の目標や取り組みが発表されました。
冒頭には杉山理事長が登壇され、長年にわたり石心会グループを支え続けてこられた
石井暎禧代表が、2025年6月30日をもって退任されることが発表されました。その後、理事長より石心会グループ全体としての今後の取り組みや方向性について説明がありました。変化の大きい医療・福祉の環境の中で、グループが一丸となって取り組んでいくべきテーマが共有され、今後の展望についての理解が深まる機会となりました。
本号では、会議の中で杉山理事長がお話されたグループ全体の事業報告と今後の取り組みについてご紹介します。また、石井代表のご挨拶内容については、次号で掲載いたします。

社会医療法人財団石心会 理事長/川崎幸クリニック 院長

杉山 孝博

2017年度以降、業績は順調に推移

『年に1回開催されるグループ経営会議は、前回よりも参加者が増えてきていて、石心会グループの活動がどんどん活発になっているのを感じます。コロナ禍では集まることはできませんでしたが、このように集まることで、気持ちが一つになって、より一層前向きに取り組んでいけるのではないかと思っています。
さて、本日は石心会グループ全体の最近の動きについてご報告します。まず、2024年度は収益で見ると、2009年の251億円から今では522億円と倍以上増えています。また、経常利益は約19億9,000万円でした。この10年間を振り返ると、2015〜16年は一時厳しい時期もありましたが、その後、持ち直して業績が上昇しています。これは各事業所の努力の賜物です。全体的に良い方向に進んでいます。

2024年度に行われた事業や人事についての紹介

ここでは2024年度に行われた事業を簡単にご紹介します。

  • 埼玉石心会病院
    救命救急棟が完成して、4月から稼働し始めています。同院は救急車の受け入れ台数が埼玉県で1位ですが、重症患者さんの受け入れ体制の強化がされました。
  • 川崎セントラルキッチン
    以前の厨房施設から移転しました。それまでは難しかった広範な給食対応が可能になりました。今後は透析患者さん向けの給食提供も検討しています。
  • アルファメディック・クリニック/川崎健診クリニック
    両院ともに院長が交代して、新しい体制での活躍が期待されています。アルファメディック・クリニックではMRIを新規導入し、順調に件数を伸ばしています。
  • 石心会グループ
    辻田征男顧問が、経営アドバイザーに就任しました
  • 外来クリニック
    生活習慣病管理料に関して、生活習慣病療養計画書が必要になったことから、川崎幸クリニック、さいわい鹿島田クリニック、法人事務局(電子情報開発部・広報部)で、簡便な様式を開発して請求漏れを防ぐことに成功しました。これは川崎幸クリニックだけでも年間2,000万円規模の減収リスクを回避した重要な取り組みです。
  • 川崎地域ケア病院
    医療法人社団清惠会と社会医療法人財団石心会が合併し、清惠会<田村外科病院>の医療事業を引き継ぐ形で、《社会医療法人財団石心会 川崎地域医療病院》6月2日から開設されます。これは慢性疾患の患者さんのニーズに応える形で、2024年に新設された「地域包括医療病棟」としての体制を整える予定です。院長と事務長には石心会から川崎幸クリニック地域医療部だった野崎恭子医師が院長、渡邉みさ子さんが事務長に就任し、田村外科病院の加藤理賀子さんが看護部長として続投します。
  • 企業年金の導入
    職員の資産形成支援として「企業年金」の導入を進めていく予定です。今年10月ごろから各事業所で説明を始める予定です。
  • 社会貢献活動
    ミャンマー地震に対して500万円の寄付を国境なき医師団に行いました。これまでにも、トルコ・シリア地震、ウクライナ戦争、東日本大震災などに支援してきており、看護師や透析技師の派遣も行っています。また、自転車競技でオリンピックにも出場した梶原悠未選手の契約継続、プロバスケットボールBリーグの川崎ブレイブサンダースへの協賛を始めます。また地域の夏祭りや区民祭への協力も継続しています。

人材は企業の力の源。職員を大切に。

現在、石心会グループ全体の職員数は常勤換算で4,011名になりました。医師は473名、看護師は1,474名にのぼります。私が病院に来た頃は職員が数十人規模でしたが、今や大きな組織になりました。今年4月の新入職員歓迎式では過去最大規模の172名が参加しました。

人材は企業の力の源です。理念の共有、働きやすい職場環境の整備、給与のベースアップなどに今後も取り組んでいきたいと考えています。また、ハラスメントへの対応や個人の価値観を尊重する姿勢も重要ですので、皆さんの協力をお願いします。
(2025年5月現在)

グループ経営会議の様子

社会医療法人財団石心会 顧問/理事長付特命ハラスメント調査役

辻田 征男

ハラスメントは許さない!

2025年5月24日に川崎において開かれた石心会グループ拡大経営会議において冒頭杉山理事長の法人運営の基本方針が話されました。
その中でこれまで、法人の方針としてあまり取り上げてこなかったハラスメントについて杉山理事長の「ハラスメントを根絶する」という強い思いが表明されました。
そうした思いを受けて誕生したのが私の職務になります。

ハラスメントを根絶する

法人本部において一般的にハラスメント抑止の職務は事務局総務部の管轄になりますが私の職務は中でも役員のハラスメントが対象になります。
役員は法人の中において権威と権力を有する存在であり、従って役員の行うハラスメント行為に対して一般の職員は泣き寝入りをする事が多いといわれています。
私の職務はそこに徹底的にメスを入れ、理事長に報告をなし、悪質なものについては退職勧奨や理事会での懲戒決議を行うべく稟議起案を含むすべての業務を行うところにあります。

厳しくも温かい職場づくり

もう一つ私の大事な役目があります。
昨今パワハラという言葉が流行語となっている事に見られるように、自分の能力や甘い考えを棚に上げて上司のパワハラとして訴える者がいます。
厳しい職場は高い目標を達成するため必須です。
若いうちにユルイ職場で働いた者は不幸です。
厳しい職場は企業の高い目標を達成するために必要なだけでなくそこで働く者の能力的・人格的な向上のために必要なのです。
従って、私のもう一つの職務は、こうした疑似ハラスメント本当のハラスメントを峻別し、厳しい上司が似非(えせ)パワハラ告発者の犠牲にならないようにして健全な企業文化を守る事にあります。

ただ、職場の中には、どうしても上司と体質的に合わない者や、真面目ではあるが、能力的に厳しい職場環境についていけない者がいます。
そうした職員に対しては総務部と協力しながら当該職員のメンタルケアや配置転換、又はリスキリング(学びなおしによる能力向上)の機会を与え、厳しくも温かい職場を作っていきたいと考えています。

職場におけるパワハラとは(資料編・AIより抜粋)

**パワハラ(パワーハラスメント)**とは、職場での地位や人間関係などの優越的な関係を背景に、業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動によって、労働者の就業環境を害する行為を指します。

パワハラの3つの要素

厚生労働省や労働施策総合推進法などの定義によれば、以下の3つすべてに該当する場合、パワハラとされます。

  • 優越的な関係を背景とした言動(職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を利用)
  • 業務上必要かつ相当な範囲を超えている
  • 労働者の就業環境が害される(精神的・身体的苦痛を与える、職場環境を悪化させる)

典型的なパワハラの類型

職場のパワハラは、主に以下の6つの類型に分類されます。

  • 身体的な攻撃(暴力・傷害など)
  • 精神的な攻撃(脅迫・侮辱・暴言など)
  • 人間関係からの切り離し(隔離・無視など)
  • 過大な要求(業務上明らかに不要なことを強要する)
  • 過小な要求(能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じる)
  • 個の侵害(私的なことに過度に立ち入る)

パワハラは、働く人の尊厳を傷つけ、職場環境を悪化させるだけでなく、企業にとっても重大なリスクとなります。

(2025年6月2日寄稿)

法人グループからのお知らせ

2025年6月2日に社会医療法人財団石心会「川崎地域ケア病院」が開院しました。川崎地域ケア病院の開院により、石心会グループは、社会医療法人財団石心会に20事業所、医療法人社団東京石心会に8事業所、医療法人社団新東京石心会に2事業所、社会福祉法人石心福祉会に1事業所となり計31事業所のグループとなりました。

アルファメディック・クリニックおよび川崎健診クリニックの院長が交代し、アルファメディック・クリニックは田中院長が2024年4月に、川崎健診クリニックは井上院長が2025年1月に就任されました。

アルファメディック・クリニック
田中 直彦 院長
(2024年4月就任)

  • 専門
    呼吸器内科
    日本呼吸器学会専門医
    日本人間ドック学会指導医
  • 略歴
    北里大学医学部卒業、医学博士
    NTT東日本関東病院予防医学センター
    東京労災病院 健康診断部長
    JA神奈川県厚生連保健福祉センター診断部長

川崎健診クリニック
井上 紳 院長
(2025年1月就任)

  • 専門
    循環器内科
    日本循環器学会専門医
    日本医師会認定産業医
  • 略歴
    昭和大学 医学部 卒業
    昭和大学 大学院 卒業
    昭和医科大学 名誉教授(総合内科学)

両医師の経歴などについては以下URLからもご確認いただけます。

アルファメディック・クリニック 田中直彦院長
https://www.alpha-medic.gr.jp/alpha_medic/doctor/index.html

川崎健診クリニック 井上紳院長
https://www.alpha-medic.gr.jp/k_clinic/doctor/index.html

新病院工事進捗

2026年夏頃の新築フルオープンを目指す横浜石心会病院は、2024年の2月より第2期の工事が始まっています。以前の建物を解体し、新しく120床の「入院棟」を建築中です。2025年4月現在、免振層から地下1階までの工事が完了し、地上階の建設が始まります。
順調に工事は進行しており、入院棟の完成は2025年度末を予定しています。

入院棟完成イメージパース・正面より

入院棟完成イメージパース・背面より

地下階

免振層

1階部分(2025年4月現在)

2階部分(2025年5月現在)

災害訓練

2025年2月、第二川崎幸クリニックが川崎市幸消防署と合同で防災訓練を実施しました。当日は、地震初期対応訓練、火災対応訓練に加え、救助隊が実際に院内に入っての救助訓練も行われました。

その他に、煙体験ハウスや水消火器を使用した消火訓練も行われ、職員にとって防災意識と万が一の際の行動力を高める有意義な機会となりました。

第二川崎幸クリニック 関川浩司院長

「災害はいつ何時起こるやも知れない。その時になっても慌てず少しでも平常心を保ちながら行動するためには 当然のことながら常日頃からの準備、心構えに加え模擬訓練が大事である。 当院ではそのような思いをスタッフ一人一人が持ち各種災害に対しての訓練を日頃から行っている。 災害と言っても色々なものがあるが私達は特に火災や地震等の大規模災害に注力し、消防署や区役所の協力を仰ぎながら毎年模擬実地訓練を行なっている。まさに備えあれば憂い無しである。」

院内での救助訓練

水消火器を使っての消火訓練

救急搬送訓練

煙体験ハウス

2025年3月、川崎クリニックにて「自動心臓マッサージ機」の使用と布担架による搬送訓練が行われました。これは、常用エレベーターでの心肺停止患者搬送を想定した訓練で、当日は川崎消防署の救急担当職員から、自動心臓マッサージ機の使用方法、機械を動かしたままの搬送方法のレクチャーを受けました。

布担架に載せ、自動心臓マッサージ機を装着

常用エレベーターに収容し、搬送を継続する

2025年5月22日に、埼玉石心会病院 栄養課による防災炊き出し訓練が行われました。必要最低限の食材で作成するパッククッキング料理で、カレーが調理されました。試食をした職員からは「防災食とは思えないくらいおいしい」という声が聞かれました。

医療技術部副部長兼栄養課主任課長 秋山好美
「災害時は入院患者や職員の非常食が用意されています。但し外来に来られる方や付き添いの方の非常食はそれほど用意されていません。そこで、足りない場合は厨房にある食材で炊き出しを行う必要があります。今回初めて非常用釜でパッククッキングを行い、比較的容易に温かく、分配も可能な方法で調理出来る事ができました。これからも定期的に実施し災害に強い給食部門を維持していきたいと思います。」

お湯で調理するパッククッキング料理

調理したカレーライスは試食として職員に配布された

地域貢献&社会貢献

2024年11月、神奈川県立金沢総合高等学校がキャリア教育の一環として一年生を対象に行っている「ガイダンス(産業社会と人間)」の授業にて横浜石心会病院の山本良管理栄養士が講師を行いました。

こちらは、学習や職業が人生にどのような影響を与えるかを多角的に学ぶことを目的に実施されています。

当日は、6名の生徒さんを山本管理栄養士が院内の案内をし、病院に勤務する管理栄養士の仕事ついての質疑応答を行いました。

山本管理栄養士からは「病院における栄養管理・給食管理内容について以外に仕事をする上で大切にしている事、どんなときにやりがいを感じるか、コミュニケーションの取り方等の質問があり自身の業務を振り返る意味でも貴重な経験でした」と感想を頂きました。

2025年1月23日~24日の二日間、川崎市立平間中学校からの依頼を受け、校外学習の一環として2名の中学生をさいわい鹿島田クリニック(23日)、川崎幸クリニック・第二川崎幸クリニック(24日)で受け入れ、職場体験を実施しました。

さいわい鹿島田クリニックでは、透析室、受付、検査科などを見学。医療現場の仕事を学ぶ機会となり、生徒たちも担当者に積極的に質問して理解を深めていました。今回の体験を通じて、将来に医療職を選択してもらえたらと思います。

さいわい鹿島田クリニック・透析室にて

表彰関係等

さやま地域ケアクリニックの青山壽久院長が、2014年4月から警察嘱託医として活動し、埼玉県警から感謝状を贈られました。警察嘱託医は変死体の検案、被留置者の診療、警察職員の健康管理などを担当する医師で、警察署長らから任命されます。今回の表彰は青山院長の10年間にわたる貢献に対するものです。

埼玉県警察本部より贈られた感謝状

埼玉石心会病院は、2024年12月22日に発足した狭山市消防団の「機能別団員(災害医療看護)」制度に参加しました。この制度は、災害時の避難所での健康管理や衛生環境の維持を目的としており、発足式では看護師7名が任命され、福島看護部長が代表宣言を行いました。災害医療看護に特化した機能別団員の設置は、埼玉県で初めての取り組みです。

代表宣言を行う福島看護部長

川崎幸病院 防災センターの斉藤洋美所長が、幸消防研究所並びに川崎市幸消防署より「永年勤続優良危険物保安管理者」として表彰されました。斉藤所長は34年間、川崎幸病院において、非常時に発電機を動かす重油の安全管理に努め、災害防止に尽力されました。2011年の東日本大震災の際、当時の川崎幸病院中原分院(現在は統合)が停電した際に、軽油を持って駆けつけ、計画停電対策に臨時発電機を導入したこともあったそうです。

斉藤所長からは「現在の規制や法律は問題発生後に、その防止のために作られることが多いです。それを遵守し、定期点検などを行うことが安全を確保するだけではなく、問題の早期発見と災害防止につながります。決して特別なことではない日常の行いで名誉な表彰を頂き感謝しております。引き続き安全確保へ邁進してまいります」とコメントされました

その他のお知らせ

石心会グループWebサイト(https://www.sekishinkai.or.jp/)が、2025年3月にリニューアルされました。

新たなサイトでは、TOPページに業務に取り組む職員や施設の複数の写真を表示し、より目を引くデザインを導入しました。スマホでの見やすい閲覧にも対応しており、とくに「採用情報」のページが拡充されました。

是非、この機会にご覧ください。

また、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、2020年5月より職員サイトを運用してまいりましたが、コロナが第五類となり落ち着いてきたことと、グループ内でTeamsが普及したことに伴い、2024年12月1日をもって職員サイトの運用を終了いたしました。ご不明な点がございましたら法人事務局 広報部までお問い合わせください。

石心会サイト
スマホ版

石心会サイト
PC版

旧・職員サイトはTeams運用の普及により2024年12月1日に終了

海燕の発行毎に配信していた、学会発表・講演等一覧、人事情報、地域貢献活動の情報掲載につきましては、配信時期・方法の変更を予定しております。配信の際には改めてお知らせいたします。

寄付情報

石心会グループは1995年1月の阪神淡路大震災、2007年の新潟県中越沖地震において、被災地に石心会医療チーム(医師、看護師、薬剤師、事務職員等)を派遣、医療支援活動を行いました。
また、これらの活動に加えて、「AMDA」、「国境なき医師団」、「ピープルズ・ホープ・ジャパン」、「日本赤十字社」を通じて国内外の大災害における医療活動を継続的に支援しています。

<参考>
石心会グループサイト 医療救援活動
https://www.sekishinkai.or.jp/company/help.php
そして、ミャンマーで2025年3月28日に発生したマグニチュート7.7の地震において、「国境なき医師団」への寄付を行い、感謝状を頂きました。
今後も石心会グループは、医療救援活動を支援してまいります。

国交なき医師団より感謝状

ミャンマー・クマエの被害の様子=2025年3月30日撮影 © MSF

被災したマンダレー市街の様子=2025年3月31日撮影 © MSF

契約選手・チーム情報

2022年より石心会グループと契約し、パリオリンピック(2024年開催)に出場をした自転車競技選手の梶原悠未選手。2028年に開催されるロサンゼルスオリンピックでの金メダルを目標に、海外でのレースやロードレースに積極的に参加しながら、さらなるレベルアップを目指しています。

【活動スケジュール】

4/23~5月末  オランダ・ベルギーのロードレース参戦
5/29~6/1 ジャパントラックカップ 伊豆ベロドローム
6/21 全日本選手権ロード 伊豆
6/29 全日本選手権タイムトライアル

2028年のロスオリンピックで金メダルを目指す梶原悠未選手

オランダのチームに加入してロードレースに挑戦。中央の水色の自転車が梶原選手

石心会グループ 梶原悠未選手LINE
梶原選手の公式アカウントでは公表されていない未公開情報などもこちらでご覧いただけます。是非ご登録ください。

川崎市に拠点を置く、B.LEAGUE所属プロバスケットボールクラブ「川崎ブレイブサンダース」。川崎の地に1950年に誕生し、優勝実績もある人気クラブです。2030年には京急川崎駅の隣接地に新アリーナが建設される予定となっています。
練習を行っている体育館は、川崎幸病院と同じく川崎市幸区にあります。石心会の事業所によってはチームスタッフ・選手(ユース選手含め)と大変身近な関係でもあることから、2025-26シーズンに協賛をすることになりました。
協賛により、試合の観戦チケットやグッズのプレゼントなどを予定しています(抽選)。詳細は今後の『海燕』などで発信してまいりますので是非ご確認ください。

©KAWASAKI BRAVE THUNDERS

川崎ブレイブサンダースホームページ
https://kawasaki-bravethunders.com/

プレゼント企画(石心会グループ職員限定)

  • A賞 みんなの健康塾&藤子F不二雄ミュージアムオリジナルクリアファイルセット(5名)
  • B賞 川崎フロンターレ 鉛筆4本 2セット(5名)
  • C賞 埼玉石心会病院×狭山市×西武バスオリジナルウェットティッシュ2個セット(5名)
  • D賞 埼玉石心会病院×狭山市×西武バスオリジナル防災セット1袋(10名)
    (セット内容 ジッパー袋/アルミシート/ホイッスル/圧縮タオル/不織布マスク/カラビナ/防災ブック)
    ※1つのジッパー袋に6つの道具が入っています
    ※写真は2袋写っていますが1袋でのお渡しになります
A賞 みんなの健康塾&藤子F不二雄ミュージアムオリジナルクリアファイルセット(5名)

A賞 みんなの健康塾&藤子F不二雄ミュージアムオリジナルクリアファイルセット(5名)

B賞 川崎フロンターレ 鉛筆4本 2セット(5名)

B賞 川崎フロンターレ 鉛筆4本 2セット(5名)

C賞 埼玉石心会病院×狭山市×西武バスオリジナルウェットティッシュ2個セット(5名)

C賞 埼玉石心会病院×狭山市×西武バスオリジナルウェットティッシュ2個セット(5名)

D賞 埼玉石心会病院×狭山市×西武バスオリジナル防災セット1袋(10名)

D賞 埼玉石心会病院×狭山市×西武バスオリジナル防災セット1袋(10名)

ご希望の方はこちらのフォームからお申し込みください。
※申し込みはこちら
※お申し込みは石心会グループ職員の方に限らせていただきます。
※申し込み締め切り 2025年7月31日(木)

最終更新日 2025年6月13日