■ミニマム創内視鏡下手術(MIES : Minimum Incision Endoscopic Surgery)

 対象疾患:副腎腫瘍、腎癌、腎盂尿管癌、前立腺癌などの泌尿器科癌

 この手術は内視鏡を傷から使いますが、いわゆる腹腔鏡手術ではありません。従来の大きく切開する開放手術と、腹腔鏡手術の利点を生かして、欠点を補うことを目的に東京医科歯科大学泌尿器科にて開発された高い安全性と低侵襲を兼ね備えた手術であり、摘出臓器がようやく取り出せるだけの、小さなひとつの傷で、CO2 ガスを使わずに行います。
腹腔鏡手術との大きな違い・メリットは、
①ガスを体内に入れて圧をかけないので、ガスの注入による合併症を回避できること
② 腸を包んでいる腹腔内を無傷のままにするので、術後の腸閉塞などのリスクが回避できること
③ 腹腔鏡手術では、「臓器を取り出す創」と「手術操作の創」( トロカーポート)を必要としますが、この手術では「臓器を取り出す創」のみを使うことなどです。
これにより、術後の痛みも軽減され、大半の患者さんは術翌日より食事および歩行ができ、術後数日以内に退院可能な状態になります。

ミニマム創内視鏡下手術 ミニマム創内視鏡下手術
                         ミニマム創内視鏡下手術

※ 日本ミニマム創泌尿器内視鏡外科学会より引用